最近節約方法の一つとして話題の「電力自由化」。
電力自由化ってなに??
というあなたのために、分かりやすく簡単に説明しました。
「電力自由化」は決して難しいことはありませんので、電力会社を変更して電気代を節約しちゃいましょう!
電力自由化とは?
今まで、電気は東京電力などの地域の電力会社からしか買うことが出来ませんでした。
しかし、2016年4月の法改正により、様々な電力会社から電気を買うことが出来るようになりました。
電気は今までと同じ送電網を使って届けられるので、電力会社を変更しても電気の質は変わりません。
電力自由化を簡単にたとえると…
電気を「明治おいしい牛乳」に例えると
2016年3月までは
- Aスーパー:250円
これ以外の選択肢がありませんでした。
2016年4月からは
- Aスーパー:250円
- Bスーパー:230円+ポイントカード
- Cスーパー:220円+現金払いのみ
など、自分の条件にあったところから購入できるようになりました。
全て同じ「明治おいしい牛乳(電気)」なので、どのお店(電力会社)で買っても質は同じ。
同じ電気なら少しでも安いところが良いと思いませんか?
電力自由化のメリット・デメリット
メリット
電力自由化により、様々な企業が電気の小売事業へ参入しました。
各社様々なサービス・プランを用意しているので、競争が活性化し、電気料金の値下げが期待できます。
また、再生可能エネルギーを中心に発電している会社を選んだり、故郷の企業を選んだりすることも出来ます。
デメリット
電力自由化により、多くの家庭で電気料金を下げることが可能ですが、唯一「オール電化」の家庭は高くなる可能性が高いです。
新電力はオール電化の家庭向けのプランは用意されていないことがほとんどなので、オール電化家庭の方は事前にしっかりとシミュレーションをしましょう。
賃貸・集合住宅でも電力会社を変更できる
賃貸や集合住宅だと電力会社を変更出来ないと思われがちですが、賃貸や集合住宅でも原則変更可能。
現在、電気料金を東京電力などの地域の電力会社に支払っている場合は、ほぼ間違いなく変更出来ます。
一括受電の場合は、電力会社を変更できない
集合住宅でも電力会社を変更可能といいましたが、「一括受電契約」の場合は変更出来ません。
一括受電契約とは、集合住宅全体で電力会社と契約していることをいいます。
電気料金の支払いが地域の電力会社以外の場合や、電気料金が家賃に含まれている場合などは変更できない可能性が高いです。
新電力の利用には「スマートメーター」が必要
電力自由化後に、電気小売事業に参入した「新電力」を利用する場合は、スマートメーターが必要になります。
スマートメーターとは、通信機能つきの新しい電力計のことです。
通信機能がついているので、従来のように検針員がわざわざ訪問してくることもありません。
現在のお住いにスマートメーターがついていない場合は、交換工事が必要となりますが、原則無料で交換してもらえます。
電力計は電力会社の持ち物なので、管理会社などに連絡も不要。
新電力に申し込みをすると、新電力から地域の電力会社へ連絡がいき、必要に応じて工事が発生します。
工事日程などは、地域の電力会社から連絡がある場合もあれば、連絡なしに工事が完了する場合もあります。
電力自由化まとめ
電力自由化を簡単にまとめると
- 電気の販売者を選べるようになった
- 新電力へ変更しても電気の質は変わらない
- 工事が発生する場合もあるが、原則無料
- 必要電力会社変更に必要な手続きは「新電力へ申し込み」だけ
ということ。
新電力への切り替えは「手続きが面倒くさそう」と思われがちですが、実際は申し込みするだけ。
電力会社の変更はとっても簡単なので、まずはどれくらいお得になるかシミュレーションしてみてくださいね。
私がおすすめの新電力は、単純明快な「Looopでんき」です。
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